こうした数字の範囲を迷ってしまわないためには、まず、「以」という漢字の意味を知っておきましょう | 含む数字を起点とするか、締め切りとするかがポイントになるでしょう |
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「以降」や「以前」という言い方をする場合、その起点がその言葉の意味合いに含むのか含まないのかが考慮されますが、この「意味合いの範疇に含む・含まない」を考慮する場合も、冒頭でお伝えしました「言葉の成り立ち」から推測ことが大切です | 以後と以降の含む範囲の違い 「以降」と同じような言葉で「以後」という言葉があります |
そのため「以来」という言葉が、「来週月曜以来」など未来に使われることはありません | 1 これから先 |
つまり「1000円以上お買い上げの方に・・・」と言った場合は1,000円ぴったりも含まれますし、「10歳以下は無料」と言った場合には10歳の方も無料となります | また、「会うのは結婚式以来だね」 という会話でも、結婚式の日に会って いるので当日は含まれます |
就職活動時にいろいろな会社に向けて履歴書を作成したり、また大学に編入する際でも履歴書が必要で、その場合でも就活時と同じく、各大学の規定に沿った履歴書作成をしなければなりません | ・「以降」も、ある時からずっと |
結論から言ってしまえば「以上」「以下」は基準を含み、「未満」は含みません | では、他の使い方も見てみましょう |
例:「正月以来ずっと禁煙している」 2 こののち | 「以降」は「以」という文字の働きで当日も含む表現なので、「12月31日以降」であれば12月31日は含まれます |
4月以降であれば4月、5月、6月…といつまでという指定がない限りはずっととなります | こちらが誰かに日時を指定する場合は、自分の都合が5月1日から良くなるのだとしたら「5月1日以降」と伝えることで、相手は5月1日を含めたそれ以降の日にちを検討することができます |
考えてみると「後」という一文字にしても奥が深いですね | 「10以降」なら「10日」をその意味合いに含み、また「平安時代以降」と言われる場合は「平安時代」も「以降」の意味合いに含むことになります |
このようにして、それぞれの言葉を 使い分けてみましょう | ですが、それぞれの使い方は異なっています |
「以降」はこういった場合にも使うことができます。
これから社会人になるという就活生にも、面談などで時間の認識が勝負の決め手となる可能性もあるでしょう。
さて、ここで気になるのは基準点である10日を含むのか含まないのかという点です。
主に法律の適用範囲日や採択日時を示す場合にこの「以降」という言葉が使われ、「2011年3月25日以降適用」と明示された場合には、そこで立案された法律がその年月日を含む日時から採用されたことを公示する意味合いになります。
例えば「30日以降」ということになると、30日という日も含んで良いものと認識して問題ないでしょう。
」などと使いましょう。
「15時以後」「16日以後」「それ以後」などと使います。
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